よほどのことじゃない限り失敗じゃない

最近はこの失敗論についてよく語られるようになりましたが、実際新卒社員を見ていると失敗を恐れている方はかなり多いように感じます。

学生さんでも一緒で、できるだけうまくこなそうと考えて万人受けを目指すが故に、小さくまとまってしまいその方の良い点がなかなか見られなかったりほかの方に埋もれてしまうという例を人事の立場からかなり見てきています。

なかには就職活動の失敗から何故あの時iPhoneに答えられなかったんだと後悔する方も多いようですが、次に同じ質問が来たときは公募対応というふうに対策を立て、もしあなたが本番に弱いタイプなら、すべての質問を想定内にできるように対策をすべきです。

確かに失敗をしてしまった時は恥ずかしいですし落ち込みます世の中うまくいっていたほうがいいに決まっています。でもその失敗をずっと引きずるのかそれともいったんは失敗を受け止めてもそれをその後の原動力にするのかでその後に得られる果実は全く異なってきます。

ただ失敗するだけでは意味がありませんが、次はどうやったらうまくいくだろうかと考え、また別の失敗をし、その失敗を踏まえて成功に近づくというのが理想なはずです。なかなか理想どおりにはいかないかもしれませんが、失敗になれるというのも成長の証であり、 その失敗をどうリカバーしていくかということも経験を通してしか身に付きません。

社会人になれば多かれ少なかれ必ず失敗をすると思います。失敗してしまった時にどうリカバーするのかも含めて、小さな失敗の経験はたくさん積んでおいたほうがいいのです。

他人から見ればたいしたことはない。

意外に多いのがとても大きな失敗をしてしまい自分でいつまでたってもその失敗を消化できないという状況があったとしても、人から見るとその失敗は実はたいしたことがなかったりします。

なかには自殺を考えるぐらい大きな失敗でも、別の方から見れば死ぬほどのことではないという状況も考えられます。

就職活動や社会人になりたての頃の失敗は長い人生の中で必ず後に役立ちます。

たとえ就職の面接200回落ちたとしても、いける会社は一緒なので、極論自分の理想としている会社1社とご縁があれば良いわけです。 第一志望になっている会社があなたの理想どおりかどうかも実際のところ働いてみなければわからないはずです。第一志望の企業に落ちたからといってそれで人生終わりみたいな考え方をするのはとてももったいないのです。 私は面接をする時学生さんに今までした一番大きな失敗はなんなのか、その失敗からどんなことを学びどう次の行動につなげたのかということを聞くことがあります。毎回聞くわけではなく話の中の流れで聞きますが、あまり印象がパッとしない学生でもその点を考えて次の原動力に活かしている学生にはとても魅力を感じます。たとえ初めての動物が就職活動だったとしてもそのことをネタに面接行なえばいいのではないでしょうか。

過去の失敗談はネタになる

かくいう私も過去かなり失敗をしてきましたが、その失敗から学んだことは多いですし、今でもできるだけ失敗から学ぶようにしています。ただその行ってきた失敗の数はかなり多いので、失敗の数だったらなかなか匹敵する方はいないかもしれません。過去の失敗ではいろんな所の話で役に立ちます。例えばいやこんなミス全然マシだよ。俺が君くらいの時なってこんなでかいミスをしたんだぜみたいな話だってできるようになります。

失敗したから全てが終わるわけではありませんし、失敗したから あなたがいなく割れるわけでも、全ての人があなたに対して後ろ指を指すわけでもありません。

人様に迷惑をかけてしまった時は誠心誠意謝罪をする必要があるかもしれませんが、それでもそこからまた人間関係を修復することも不可能ではないはずです。必要以上に攻めた行動を取る必要はありませんが、 してしまった失敗はできるだけ次の原動力になるように面接は今回だけじゃないということを自分に言い聞かせて頑張ってください。

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