僕のように人事の業務を行っていると、本来は漏れてはいけないような手続きが遅れていたりする。多くの会社ではこのような手続きの漏れを防ぐためにダブルチェックを行っていて僕がいる会社でもほぼ同じように行われている。それでもチェックが漏れる時があり、通常のフローとは違ったフローで仕事が出てくる。
このイレギュラーが起こる多くの要因は担当者のミスであったり、森であったりするわけだが、これをいかにリカバーするかと言うのは非常に大切だ。ミスをする=信用なくすと言うように思われがちだが、リカバー次第ではかえって信用を得る結果になると言うことも珍しくない。
例えば僕のいる会社では入社前に交通費の規定の説明をすることになっている。何故かと言うと8割ほど乗り換え回数が多いとか電車に乗っている時間が長いとかそういう事情がない限り通勤費が安い方で算定をされることになっているからだ。入社して間もない人に対してこの説明を行わずにいると、会社に来るときに便利だけど高価なコースで来てしまうということが大にしてあり得る。その時に会社からそれを支給できないルールになっていると言うことを伝えても、時すでに遅し。当然先に伝えておいた方が良いに決まっている。
ちなみに僕がこの会社に来るまでは入社してから知らされると言う意味のわからないようだった。
こういった通勤費のことであれば、割と他社でも最安のコースをたどると言うようなルールになっているから、他社から転職してくる方にとってはある程度予想がつくこともあるが、揉め事の種ははい。でも、以前これを説明せずに入社日を迎えてしまった社員がいた。担当者はそれを自分が有能忘れたから納得してくれと言う方向で交渉しようとしていたが、それによってなくす信頼があまりにも大きいため、通勤費の差額を1ヵ月分だけ出すと言う稟議を上げある程度上司にコンセンサスを取った上で行った。
別にその新入社員にそうしろと言われたわけではないが、相手にとって損がないように不便がないように最大限配慮したと言うポーズをとったら、その方の前職はそういった方がいなかったらしく、非常にそれからも良い関係を築いている。僕のように本社で管理業務を行っている人間にとっては、現場の人間がどう思うかどういうものがあったら助かるのかと言う意見をもらえるのは非常に助かることで、社内のルールへの適用にもそういった声がなかなか上がってこない組織の中その人はいつもこちらを気遣いながらも要望を上げてくれる。正直たかが通勤費のことなのだけれど、普段通りに仕事をしていたらいられない関係でもあった。英語でミスをしてしまったときに通りカバーするかできればリカバーしてあまりある効果が望めるように様々な状況を想定し先々に動きながら周りに相談をしアイディアを実現していくと言う力を養ってほしい。