僕の会社では新卒採用を行っているが、採用担当がまだ若く「学生に内定を出したのに検討の結果承諾を得られない」というケースが多い。管理職の立場としては恥ずかしい話だが、担当者が闇に葬っていたようで、探ってみるとその数はあまりにも多かった。
この記事を読んでいる方で採用業務に興味があるなら、必ず通る道なのでぜひ参考にしてほしい
採用は内定を出してからが勝負
これは持論なので採用を行う人間が必ず身につけてほしい心構えとは言い難いが、うちのように中小企業であれば必要な考え方だと思う。
採用担当がよく陥りがちな罠に「数を追ってしまう」がある。今年の目標は新卒●人だから●人採用しなければならないといった義務感から、採用担当の仕事の目的を忘れてしまうのだ。
採用担当の本来の目的
採用担当の本来の目的は「頭数をそろえること」ではなく「有用な人材をそろえること」にあるのだが、多くは数字で目標が設定されているため、前者を重要視して仕事を進める人が多い。
私の会社も例外ではなく、内定を出した後は当然頻繁にコミニケーションを取りながら学生をフォローをしていると思っていたが、内定の連絡の後は、承諾の期限こそ管理していたものの、コミニケーションはほぼとっていなかった。
2年ほど前に発覚した時はその事実に愕然としたのは言うまでもない。
クロージングは必須
営業的なスキルになってしまうが採用をするにあたってクロージングの技術は必須だと思う。特に僕がいるような小さな会社では、優秀な人材に会社に来てもらうためには、会社のことをきちんとよくわかってもらいいる。そういった学生は当然競合も多く、多くの内定を持った上で選んでいくわけだが、どういった点で会社を選ぶかというと表向きは将来性だったり自分のやりたい仕事ができるといったことではあると思うが、採用担当の果たす役割は大きく、また相談に乗っていく中で自社のアピールができるので、それによって自分の会社を大きくPRし、理解してもらうことが可能である。
そのような日少なくとも最終的に選ぶ候補の中には入ってくるわけで、それこそどういう点で就職活動をしたらいいか、自己分析の天井、などを突いてあげるなどしながら、その人の就職活動がうまくいくように応援すると言う立場をとって1影響力を高めていき、光のコミニケーションというかアドバイザーとしての地位を確立すべきだ。
と光にコミニケーションをとってくる採用担当はあくどいようにも見えなくもないが、そもそも学生の方の中で将来がきちんと見えていてその将来像に合った会社を選べる人間がどれだけいるのか疑問である。それこそ希望する業界の最大手に行けるような人間はまだいいが、そういったいわゆる就活生の中でのエリートですら1年2年そこいらで退職し、自分に合わなかったと言うような結論を出す人もいるのに、そういうところにはどう頑張ってもいけないような人材か、正しい判断を持って会社を選べるとは思わない。
しかも自分が本気でいいと思っている人材だったら他の採用担当よりも先駆けてコミニケーションを取りに行き、その間違った判断基準を少しでも良い方向に向けてやりたいと思うのは悪いことではないと思う。もちろん自分の会社には来ない学生に対して個人的に仕事のアドバイザーをしてしまうのはどうかと思うが、少なくとも自分の会社が候補に入っているうちは最大限その子の人生にとって良い選択をさせてやりたいと言う思いのもと動くのは採用担当として決して間違った行動ではないと思う。内定を出して期限を決め来たかったら来てよーと言うようなオープンな態度を持っていても、見る角度からすればそういったことをしても僕のような小さな会社では選んでもらえる事はほぼないだろう。選んでもらえるとすれば、競合が著しく少ない学生か、他に比べるべき内定がない学生だけになってしまう。競合があれば良い学生課と言われるとそれは違うと思うが。それでもある程度の競合はあるだろうし、選んでくれた方が本人としての納得感もあるだろう。
採用担当がアドバイザーとなることで学生に不利益を被るか
こういった話をすると必要以上に学生に営業をかけ何も知らない学生を自分の会社に取り組むといった想像してしまう方もいると思う。実はそういう企業もあるので明らかに他者を受けるのを妨害してきたり、断らせないように工作を練ってくるような採用担当には要注意だが、自分の会社が候補に入っている限り学生に対して力を貸したいと思っている採用担当と会うことができれば、たとえその採用担当がいる会社を選ばなかったとしても会社を選ぶ尺度や会社による制度の違い、同じ業界の中の噂なども聞ける。就職活動行に進める情報もあると思うし、何より新しい選択肢の幅が広がるわけだから、しかも費用はかからないとくればそういう知識の会方があっていいと思う。
まとめ
内定をもらった企業の採用担当とは、情報交換や相談役もかねて深く付き合った方が良い。自分の意思が固ければ相手の主張には流されるわけはないので、学生は安心して相談したらよいと思う。