就職活動するの際必ず必要な書類の1つが履歴書だ。就職活動中はエントリーシートを添付することはあっても、履歴書の提出が必要ないにはごく一部の大企業と先進的なベンチャー企業の一部くらいのもので、履歴書を提出することは就職活動では普通の行為といえる。
大学独自のフォーマットも存在するためすべてが同じ書類というわけではないが、他の学生とどこで差別化できるかを考えると、手書きで書くべきか、PCで作成すべきかは必ず1回は迷うポイントだと思う。
先に結論を言っておこう。手書きよりPCで書くべきだ。
その理由とメリットをもお話ししようと思う
使いまわしがきく
1つ目にして最大のメリットは使い回しができることだ。
名前、住所、学歴、趣味の欄は、ほとんどの企業で書き換えることはないと思われるので、それらを使い回しできると言うところが非常に大きい。
会社によってキャラクターを変える学生はその他の欄の内容も変えることがあるかもしれないが、通常志望動機の部分だけ選考を受ける会社に合わせれば良いのだから、かかる工数や効率性から考えてもPCでの履歴書に軍配が上がる。
リモート面接との相性が良い
2つ目のメリットは「リモート面接との相性が良い」という点だ。
ひと昔前は「手書きで書いた履歴書の方が心がこもっている」という考え方もあったが、いまそのようにな考えをお持ちの方にお目にかかることはめったにない。ましてやIT業界であればなおさらだ。
また、コロナ禍という特殊な状況から、リモート形式で面接が市民権を得たこともあり、電子媒体で作成した履歴書はこれらの状況ととても相性が良い。
実際、履歴書をPDFなどのデータで企業へ送ったことがある学生がほとんどだろう。
字がきれいなことをアピールしたい
字が綺麗な学生の中には、それを最大限アピールするために、提出書類のすべてを手書きで書いている学生もいると思う。
字がきれいであると人となりがきちんとしている人だという印象を与えるため、達筆であることは1つの「武器」といえる。
その場合は全ての企業へ手書きの履歴書を提出するのではなく、第1志望群の企業のみに手書きの履歴書を提出してみてはいかがだろうか?
写真が添付しやすい
リモート面接との相性が良いことにもつながるのだが「写真が添付しやすい」のも大きなメリットだ。
PCで履歴書を作成していれば、デジタル形式の写真を添付することは難しくない。簡単に美しい履歴書が仕上がる。
事前に履歴書を企業へ送る場合、写真を貼り付けた履歴書をスキャンしてPDFにし送付してくる場合があるが、手書きの履歴書をスキャンする際に、スキャナーの性能に影響をうけることになる。
手書きの履歴書では、うまく写真が写っていなかったり、曲がっていたり・・・などの問題が起きやすい。
これらが起きると即不合格ということはないが、提出する書類なのだから、誤字脱字や写真が曲がっている、スキャンの向きなどは最低限こだわっておきたい。
得に写真が面接官に与える影響は大きい。個人的にはリモート形式の面接が一般的となった今、以前より写真の重要性は高いと考える。
リモート形式の面接で訴えることができるのは視覚的・聴覚的アプローチのみなのだから、面接が終わった後に最終的に書類を見直して合格を決めるときに良い写真があったほうが圧倒的に強い。
写真は必ずスタジオで撮影したものを使おう
余談になるが、写真は必ず専門のスタジオで撮影したものを使用してほしい。
光の当て方や化粧等で写真の印象を変えることができるし、男性であってもかなり健康そうな家に帰ることができる。
写真の印象と面接の印象を近づけておくことも重要だ。そのためにはカメラの前に面接用の照明ぐらいは用意した方が良いかもしれない。
提出書類に時間を割くな
履歴書をPCで作成した方が良いと書きましたが、手書きで作成することが悪いわけではありません。
ただし、それなりに工数はかかりますし、アピールしたいならその時間を企業研究に当てた方が良いようにも思う。
手書きの履歴書は時に武器になるが、IT業界ではその威力はあまり大きくないと考えるべきだろう。もしどうしても手書きの字をアピールしたいのであれば、会社からのアンケートなど、履歴書以外の提出書類を手書きにすれば良いのではないだろうか。
PCで作成した書類と手書きの書類が混在することに問題はないので安心してほしい。