否定されない風通しのよさ
良い会社の条件としてあげられること
学生のみなさんが初めて勤める会社を選ぶにあたって指標はいくつかあると思いますが、私の経験上特に近年は収入レベルよりも働きやすさを求める方が多いように感じます。
働きやすさのなかには早く帰れるとか有給休暇が取得しやすいとかいわいるワークライフバランスを思い浮かべる方が多いと思いますが、同じぐらい大切なのか風通しの良さという項目です。
わりと一般的な指標ではあるものの、数値化できるものではないのでどういった状況が風通しが良いのかなど細かい点が決まっていないことが多いと思います。
勤める会社が風通しが良い方なのかそうではないのかというてのチェックポイントも含めて解説しましょう。
否定されない風通しのよさは大切
一般的に風通しの良さというのは、新人の社員の意見でも拾い上げてくれるとか、上司と話しやすいなどの項目が言われます。学生の皆さんの中にも社員同士が仲良い会社がいいなと思っている方も多いと思いますが、こういった部分も含めて風通しの良さという項目になります。
その中において規定されない風通しのよさというのがすごく大切だと思います。
最近はハラスメント対策の一環で会社も取り組んでいることですが、一般的に体育会系のノリで仕事をしている方は人が厳しくなりがちです。その中には仕事は否定してなんぼと考えている方もいらっしゃり、できないところをどんどんついていきそこに反省を促して結果成長につながるという考え方があるようですが、この否定される教育というのは特に現在就職活動中の学生の方には合わないように感じます。 結果パワハラまがいのような指導を受け、トレーニングされてメンタル的に強いものを手に入れることができるかもしれませんが、うまくいかなかった時はメンタル的な負荷に耐えられず一旦崩してしまったメンタルバランスを戻すことができずに社会復帰が難しくなる可能性も考えられます。
そうならないためにも否定されない風通しの良さというのは絶対に必要だと考えています。
否定されない風通しの良さがあるかどうかの指標
では実際に会社でこの否定されない風通しの良さをどこで図ればよいでしょうか
確かめる方法は実際のところ面接もしくはオファー面談での確認しかありませんが、数値化できない項目であるため、いくつかの角度から質問をし検証する必要があります
上司の方と面談をする機会は年間でどのぐらいあるのか
上司と部下がプライベートでも出かけたりしている事例もあるか
会社が終わった後に飲み会などがあるかあるとすれば、 そこに上司と部下かいっしょに座るか
仕事中頻繁にコミュニケーションをとっているか
尊敬できる上司がどのぐらいいるか
どんな上司が尊敬できると思うか
上司と部下の関係性が良好だと言うエピソード聞かせてほしい
質問の仕方としては石江ですがこのような形になると思います。
ただし、面接に質問をするということはその企業に行く可能性もあるということですので、必要以上に会社側が仲いい会社だとアピールしている、を嘘じゃないかと疑ってしまうことによって印象が悪くなる可能性もあります。
こういった質問をするには、できればその企業に内定をもらっているという状況が望ましいでしょう。また、ここでの質問に嘘をついてるのではないかという疑いの目を向けることは面談の時間を作ってくださった担当の方に失礼にあたります。いくつかの角度から検証しながら出た結果に対しては、その結果を信じるというスタンスが良いでしょう。