最近就職活動している学生のアンケートを見ていると、圧迫面接を行う意図がわからないわけではないが、そのような手法に頼ることに疑問を感じるし、人事の能力不足を感じると言うようなコメントを見かけます。
労働市場は売り手市場になって久しいので、圧迫面接は時代遅れの採用方法だと言う論調もありますが、一方で利点があると言うことも考えておきましょう。
仕事では多かれ少なかれプレッシャーがかかるわけですし、面接でのプレッシャーごときで負けるような言うのは一理あると思います。圧迫面接だけでただひたすらにプレッシャーをかければ良いと言うわけではないのは確かですが、一方で圧迫面接をする企業=ブラック企業とか、そもそも論として、圧迫面接と言われるほどのプレッシャーのかけ方をしていないのに、受ける方が圧迫面接だったと勝手に勘違いをするケースも多々あると思います。
裏を介せば、自己分析がきちんとできていない学生が対策ができていなかったりあまり聞かれなくないところを根掘り葉掘り聞かれたことを圧迫面接だと思うケースも多々あると思うので
圧迫面接の基準をどこに置くか
もし圧迫面接を行うのが嫌だ、もしくはそんなことをやっている企業に行きたくないと考えるのであれば、どういうものが圧迫面接かを知る必要があります。鋭い質問が来ること=圧迫面接と考えているようではよほどお客様のようにして取り扱う企業を除き面接を突破することはできないでしょう。例えば相手の態度が明らかに横柄であったり、しかめ面であったり、中には興味がなさそうな反応をすると言うやり方もあります。ただ個人的にはこの程度のプレッシャーで自分職種によっては大勢の前でプレゼンをしたり、といった仕事や、単価の高いものを扱うことができるとは考えにくいので、そういった業界に行きたい方はある程度の圧迫面接は覚悟しなくてはならないのではないでしょうか。
圧迫面接をする企業はブラックか
この指標はかなり間違っていると感じます。圧迫面接を乗り切れる位の人材じゃないと残らないからと言うのが根拠らしいですが、そのメンタリティーがないとどの企業も厳しいのではないでしょうか。
もちろん角の圧迫面接はあまりよろしいものではありません。また、今日もそのようなプレッシャーのかかる仕事に仕事の内容があったり、成長意欲を高い人を求めているのとの背景もあるとは思います。ただそういう企業に限ってやる気のある人間をすくいあげるシステムが出来上がっていたり、おかしいことばかりではないので、万人受けとは言わないかもしれませんが、あなたの希望には即した企業かもしれません。
とにかく圧迫面接をする企業=ブラック企業と言うレッテルが貼らないほうが無難だと思います。