私はこのブログの記事を執筆している2020年5月現在43歳なのだが、40代になると同い年もしくは年の近い後輩の姿を味わうことになる。先日も大学時代から社会人になってもずっと遊んでいた仲間が雲真っ赤出血のため息をした。40歳を超えてくれば決して珍しい状況ではないと思うが、自分と同い年の人間が死んでしまうこと、自分の親よりも先に死んでしまうことに対して現実味を帯びる年齢でもある。
多くの会社では生日9日というのが用意されているが忌引き日が適用されるのは家族まで。多くの場合は2親等の家族までとなっているだろう。これが別に悪いわけではないが、僕がいる会社は早退や遅刻もしくは有給休暇の申請を許してもらえる会社だったのでこういったルールが非常にありがたく感じた。もちろん仕事の内容的には人手不足でもあるので、僕が好き勝手に休むことで現場が回らなくなることもあるだろう。それでもこの状況は休むべきだと言ってくれた社長や、上司やもしくは同じ仕事をしている部下の私に対しては、感謝している。
20代の頃はただひたすらに働けば仕事のできる男になると信じていたと言うこともあって、今で言うブラックな環境に身を置きながら朝から晩まで美代子にして働いた。それによって得たものもあったけれど 実は犠牲にしたものも多かったのかもしれない。
特に40代になってからはこういった忌引きの事や、アクシデントも増えてくるわけだから、特別休暇のように忌引きに対象にならなかったとしても早退や遅刻を許してもらえる休ませてもらえると言う環境に改めて感謝をしたい。
新卒やもしくは20代の中盤位で入ってくる比較的若い中途社員などは、ほんの少しでも労働環境が良い会社で働きたいと考えている方ばかりだと思う。確かにいざと言う時に踵9日がいつかある会社より道がある会社の方が良いかもしれないし、制度だけ見れば法的な義務以上の休暇を出している企業もたくさんある。ただ気をつけなければいけないのはその規則がきちんと運用されているかどうかと言う話で、意外にも制度上はすごく魅力的なのに、誰もその支給された休みを伝えていないと言う悲しい現実が待っていたりする。
利香のお葬式や結婚式にも出れないような会社に就職するのはいかがなものかと思うが、最低限こういった時に仕事が休めれば良いと言う基準位で会社を選ぶ方が良いだろう。あくまでそこが労働環境が第一に来るのではなく自分がやりたいことやそれができそうな会社に就職することが1番だ。休みの長や勤務時間の短さのみで仕事を選ぶと痛い目に合うばかりか次に転職するときには今のいる会社と同等の会社を見つけるのは大変になり長い目で見たときにはかえって不幸にもなりかねない。注意すべきである。