未経験オーケーで人事の募集をするとかなりの数の募集があるちなみに弊社は100人未満のいわゆる中小の企業だから、知名度も少なく普段はそんなに多くの応募は無い。
特にITエンジニアの場合完全なる売り手市場と言うこともあってなかなか車を集めることに苦労するのだが、人事職の募集に関してはこの限りではない。
それだけ人気のある職業とも言える。
でも、中小企業の人事になると言うことには想像とは違う仕事が存在すると言うことを覚悟してほしい。一般的に人事と言うと面接官と言うイメージがあって、応募してきた人を一定の評価基準で評価し、自社の社員の配属等を決める仕事だと言う認識が強い。、しかし、中小企業の人事と言うのは、常に母集団形成との戦いである。つまりいかに応募者を集めるかというところに注力をしなければならない。会社にもよると思うが、多くの場合100人未満の企業が人を集めると言うのはかなり大変だ。もちろん独自のサービスがあって、そのサービスが圧倒的な支持を得ていると言う場合は別かもしれないが、一般的には規模が小さいほど採用難しいと考えて良いだろう。
どんなに魅力的な求人票を作っても、会社の規模や給与水準で負けているとそこには自社の打ち出し方と言う問題が出てくる。大きな企業では通常広報が担当しているが、中小企業では広報と言う部署が存在しない会社も多いため、おのずと求人広告は人事が考えるものになる。
また、社内人事に関しても、100人以下の企業では通常代表取締役だったり、役員クラスの人間が配置を決めるため、少なくとも人事のマネージャークラスレベルの方々の話と言うのは聞いてもらえる余地は無いだろう。会社によっては部長クラスであれば聞いてもらえるかもしれない。
多くの方の場合人事と言うのは集まってきた人に対して面接を行うと言う認識だと思うが、中小企業の人事は結局人をどう集めるかというところが大切になる。その分人事の経験がなくても人事のキャリアを詰めるとも言えるが、思っていた仕事と考えて辞めていく人は意外と多い。結果が出なくてもよしとする企業ならば良いが、明らかに結果を出すための強度が強いと言うのが現状だ。
また、人が集まらない企業で人事をやると言う事は、それだけ面接の回数に恵まれないと言うことを指し、人事の年数を稼ぐことはできても、キャリアを身に付けると言うところにどこまで寄与するかは怪しい。一生こなせばいいと言うものでは無いかもしれないが、ある、面接回数を経験したか否かと言うのは、その人の人を見抜く目にも関わってくる問題なので、今後人事としてキャリアを通築いていく上で難しくなるだろう。
それであれば人材紹介のキャリアアドバイザーなどたくさんの人と会える色のほうがいいんじゃないかと言うふうに考える方も多いと思う。ただ、キャリアアドバイザーはほとんど営業的な視点が強いため、多くの人と会うと言う条件を満たせるが、人を見抜く力がどこまで養われるのかと言う事は個人的には疑問である。いずれにしても中小企業の人事をやると言うことには覚悟が必要だ。そんな不利な条件を覆してやると考えられる位のアントレプレナーシップがないと続かないと言う事は間違いないだろう。